人権・同和学習向け映画作品

志乃ちゃんは自分の名前が言えない  (110分)

喋ろうとすると言葉に詰まってしまう「吃音」に悩む志乃と、音楽が生きがいにも関わらず音痴な加代。自分自身に対して強いコンプレックスを持ち、目を背け続けてきた2人は、ひょんなことから友達になり、さらにバンドを結成し文化祭で演奏することに。傷つきながらもお互いを知ることで自分自身も理解し始め、ラストには胸を打つ展開が待ち受けている。

野球部員、演劇の舞台に立つ!  (102分)

甲子園出場を有力視されていた八女北高校野球部は、エラーをきっかけに県大会1回戦でまさかの逆転敗退してしまう。敗北の原因を巡って衝突しあう部員。そんな中、男性部員がほとんどいない演劇部から、野球部員を助っ人に欲しいと申し出が入る。駆り出された3人は「そんなヒマはない」と反発するも、いつしか確実に何かが動き始める。そしていよいよ演劇の舞台へ立つ!

世界で一番長い写真  (102分)

消極的で人生の目的を持てずにいた高校写真部の宏伸が、従姉のリサイクルショップで見たこともないほど大きい、ギネス記録をもつパノラマカメラと出会う。それがきっかけとなり、モノクロだった人生が鮮やかな色に変わってゆくという、誰もが胸に描く青春の1シーンを切り取ったような爽快な青春群像劇が誕生。

wonder 君は太陽  (113分)

「僕は普通の10歳じゃない」オギーは、遺伝子の疾患で人とは異なる顔で生まれてきた。27回の手術のせいで学校には行かず、自宅学習を続けてきたオギーだが、両親は外の世界へ送り出そうと、小学5年生にして初めて学校に入学させることを決意。いじめや裏切りに合い、くじけそうになりながら家族の愛を勇気に変えて立ち向かうオギーの姿に、やがて周囲の人々が変わり始める。

少女は自転車に乗って  (97分)

サウジアラビア初の女性監督が全て国内で撮影した同国初の長編作。厳格な宗教戒律によって女性の行動が制限されているサウジアラビアを舞台に、自転車に乗る夢をかなえるため奮闘する少女の姿を描いた感動作。自転車を手に入れるためコーラン暗唱大会に挑む少女の視点を通し、因習を重んじるイスラム社会で女性が置かれた不条理な現実を浮き彫りにする。

インビクタス 負けざる者たち  (134分)

「インビクタス」とは、ラテン語で「征服されない」「屈服しない」を意味する。舞台は1994年の南アフリカ。初の黒人大統領となったネルソンマンデラの政治や人種差別に対する取り組みや、当時の同国ラグビー代表のワールドカップでの快進撃を通して、人種差別が色濃い時代が奇跡的に変わってゆく姿を描いた感動作。

ふたつの昨日と僕の未来  (98分)

マラソンランナーとしてオリンピックを目指していた海斗。しかし、怪我を理由に現役を断念する。その後、無気力に市役所に勤めていたある日、観光案内で訪れた山の中で大雨に見舞われ、逃げ込んだ先に不思議な坑道を見つける。ふと、経験したことがないはずの記憶が頭の中を駆け巡る。交差する記憶に混乱しながら街に戻ると、オリンピックの金メダリストとして街の英雄に!?

こんな夜更けにバナナかよ  (120分)

幼少の頃から難病の筋ジストロフィーを患った鹿野靖明は、体で動かせるのは首と手だけ。人の助けがないと生きていけないにも関わらず、病院を飛び出し、風変わりな自立生活を始める。自ら大勢のボランティアを集め、わがまま放題。自由すぎる性格に振り回されながらも、彼を取り巻く人々が次第に変わってゆく。笑いあり涙ありで描く最高の感動実話!

生きる街  (124分)

傷ついた人の心に寄り添い、共に前を向かせてくれるヒューマンドラマ。生まれ育った海沿いの町で、漁師の夫、2人の子どもと幸せに過ごしていた佐藤千恵子の暮らしは、2011年3月11日に一変。津波に流された夫は、もう2度と帰ってこない。あの日を境に、今は離れて暮らす子どもたちも、まだ癒えない傷を抱えていた。

はなちゃんのみそ汁  (118分)

32歳にして「乳がん」と「余命宣告」を受けるという重たいテーマを、コミカルかつ暖かく贈るヒューマンドラマ。主人公の千恵が小さな娘に、一から作る「みそ汁」の作り方を教えることで伝えたかったのは、料理を上手くなることではなく、生きる上で欠かすことのできない、自分と周りの人を大切にする『心』でした。

くちびるに歌を  (132分)

学校という共同生活の場において大切な物を教えてくれる物語。小さな島の中学の合唱部に臨時教師として赴任して来たピアニストのユリは、過去への後悔から一度はピアノを弾くことをあきらめていた。しかし「15歳の自分に書く手紙」を通して、生徒の心に触れる中で徐々に心を開き、思いをひとつにして生涯忘れられない最高の【合唱(うた)】を奏でる。

海難1890  (132分)

1890年に日本で起きたトルコ軍艦の事故、「エルトゥールル号海難事故」。日本人の懸命な救助活動と被害者の心に寄り添う真心が、トルコ人を救った。それから95年後、イラン・イラク戦争の渦中で起きた「テヘラン邦人救出劇」。日本人の救援活動が後れを取る中、トルコ人がかつての恩義を胸に、逃げ後れた日本人に対し救いの手を差し伸べる。国境を越え、時代を超え、助け合う心が奇跡を起こす。

母と暮らせば  (130分)

「母さんは諦めが悪いからなかなか出てこられなかったんだよ。」戦後3年が経過した長崎。母親の元に、原爆で亡くなったはずの息子が亡霊となってひょっこり現れる。たくさんの話をする2人の時間は、奇妙だったけれど喜びに満ちていた。「原爆で亡くなったたくさんの人の分も、愛する人たちには今の何倍も幸せになってもらいたい。」そんな彼の願いは届くのだろうか。

種まきうさぎ  (87分)

2011年、東日本大震災と福島第一原子力発電所の現状を知ってもらおうと、福島の高校生によって朗読グループ、「たねまきうさぎ」が作られました。彼らは日本国内での活動だけでなく、実に60年もの間放射能と戦い続けているマーシャル諸島にも訪れ、現地に暮らす人々の放射能との向き合い方に触れる。メンバーはそんな世界の核被害と向き合う人々とも出会いながら平和について学んでいきます。

聲(こえ)の形  (30分)

とある中学のクラスに聴覚障害をもった硝子が転校してくる。彼女は言葉の代わりに『筆談ノート』でクラスメイトと積極的に交流を図る。最初は生徒たちも好意的に受け入れたが徐々に煩わしさを感じ、やがていじめへと発展してゆく…道徳の授業が教科として扱われるようになった今、答えを求めるのではなくひとりひとりがどう向き合うべきなのかを考えるための作品。

そして父になる  (120分)

幸せな3人家族に突如として発覚した、6年間育ててきた子どもが「取り違え」られていたという真実。<混乱する夫婦と相手方の家族は、訳も分からず弁護士との話し合いに望む。そんな中、周囲の声に流され、一度は子どもを交換するが、そこから「父親」としての本当の葛藤が始まることになる…あなたはずっと愛し、育ててきた子どもを“交換”できますか?

遺体 -明日への十日間-  (105分)

2011年3月11日、東日本大震災。日本観測史上最大の震度により、最大10mの津波が東北地方を襲い、被災地は壊滅的な状況となった。その犠牲になってしまった人々の遺体安置所になった、釜石市の廃校の体育館。そこで働く人たちは、犠牲になった人々の尊厳を守りながら、一刻も早く家族と再会させるため懸命に尽くした。震災に直面した人々の真実を伝える物語。

道 -白磁の人-  (118分)

1900年代初期、日本が朝鮮半島を統治し、互いに対立していた時代に、周囲に流されずに朝鮮の人々の心に寄り添い、共存を目指した男の実話。
「人間に以下も以上もない」「日本と朝鮮が理解し合える世界を」
その純粋な心は、まるで白磁(朝鮮の真っ白な陶磁器)のようだと讃えられ、今でも韓国の地で愛され、安らかに眠っている。

青い鳥  (90分)

いじめを苦に自殺未遂をし、その後転校してしまった一人の少年。しかし同級生たちは、自分たちがいじめをしていたことを認識していなかった…そこに一人の男が臨時教員としてやってくる。彼は言葉に障害があるが、いじめに向き合おうとしない学校や生徒たちに、静かに「いじめとは何か?」を語りかける。そして生徒たちは、本当の"解決"に足を踏み出す…

戦争・平和学習映画向け映画作品

あの日のオルガン  (119分)

太平洋戦争真っ只中の1944年。東京の戸越保育所の主任保母・板倉楓は、子ども達を空襲から守るため保育園ごと疎開させることを決意する。しかしようやく見つけた先は、なんと古びた寺。問題が山積みの中、地元の人たちの協力を得ながら子ども達を勇気付けていく。そして1945年3月10日、東京が大空襲に見舞われる。

この世界の片隅に  (129分)

戦争という時代を懸命に、そして明るく生き抜いた一人の女性の物語。1944年2月。18歳のすずに突然持ち上がった縁談。良いも悪いも決められぬまま話は進み、広島へお嫁にいくことに。配給物資がだんだん減っていく中でも、すずは工夫して、時には好きな絵を描きながら、毎日を大切に過ごす。しかし激しい空襲により、すずが大切にしていたものが一瞬で失われていく…

てぃだかんかん  (120分)

愛は大きく。夢はまっすぐ。少年時代から綺麗な海の中ばかり見続けていた健司は、30年前に比べて90%も死滅してしまったサンゴ礁のことを憂い、この海を再びサンゴ礁の海として復活させたいと切望する。世界で初めてサンゴの移植産卵に成功するという偉業を成し遂げた金城浩二の実話を基に描く感動作。

飛べ!ダコタ  (109分)

戦後わずか5ヶ月、小さな村に不時着した“かつての敵国”英国の軍用機「ダコタ」。村人達はとまどい、混乱したが、“私利私欲なく困っている人を助ける”という精神がやがて国境を越えた友情を生み出す。しかし一方で、「戦争に負けた」という憎悪の心が残っていたのも事実。それが友情を阻む事件を生むことになる…国境や人種、過去の出来事にさえにもとらわれず、人と人とが助け合うことの素晴らしさを現代に伝える感動の実話。

ソ満国境  (94分)

太平洋戦争が終わる直前、ソ連と満州の国境地帯で勤労奉仕していた15歳の少年たちがいました。戦争に負け、孤立していく。総勢130名の少年たちは全貌を知らされることなく、ただ逃げまとうしかなかった。少年達の壮絶な体験を映画化。

ふじ学徒隊  (48分)

沖縄戦で動員された女子学徒隊は10校、人数は500人にも上った。戦火によって半数もの学徒たちが命を落としたが、そんな中でわずか3名の戦死者にとどまった【ふじ学徒隊】の元学徒たちが当時を語る作品。「かならず、生き残れ。親元へ帰れ。」「絶対に死んではならない。」当時の軍医のこの言葉は、生き抜くことの大切さを今に伝える。

標的の村  (91分)

辺野古への基地移設問題で今も揺れる、沖縄県「普天間飛行場」。そのオスプレイの配備を巡る報道の中で、決して報道されることのなかった“真実”を追ったドキュメンタリー作品。政府の強行的な方針に翻弄され、オスプレイ配備に真っ向から反対する住民たち。一体何の標的になり、何と戦っているのか…本土の人たちで知る者は少ない。

ぬちがふう  (132分)

20数年の歳月をかけ、27人の生き残った元軍属たちの数々の証言を集めた。「敵上陸の暁には、全員玉砕あるのみ。」と、軍命を叩き込まれ、沖縄戦を経験したもの。そして朝鮮から連れてこられたという軍属と、慰安婦と呼ばれる少女たち。その者たちの声を聞き、命あることの幸せを感じてもらいたい。

ひめゆり  (130分)

戦争について語る、当時を生きた人々の中には、きっと「本当は忘れたい」と思っている者もいるであろう。それでも語るのはなぜなのか?それは「忘れてはいけないから。」彼らには、戦争を知らない次の世代に伝える決意があります。その声を理屈でなく、肌で感じ取ってください。

ひめゆりの塔  (121分)

本土防衛のため犠牲となり、唯一地上戦が行われた沖縄。その中でも悲劇的に、多くの命を失うこととなった、「ひめゆり学徒隊」。日本軍の敗戦が決定的となった日に出された無謀な解散命令…米軍から必死に逃れようとするも、追い込まれ自決してしまう者たち…このような悲劇がなぜ起こってしまったのかをリアルに描く物語。

かんからさんしん  (78分)

父が戦争に向かい、その息子に託された、家宝の「かんからさんしん」。少年はそれを背負い、一家の主の代わりとして奮闘する。しかし洞窟壕に追いつめられ、いよいよ逃げ場がなくなってしまった。やがて食べ物も水も底をついてしまい、さらに米軍の投降勧告を無視し、皆が自決を計ろうとしたとき、懐かしい島唄が聞こえてきた…。

キムの十字架  (80分)


8000人におよぶ朝鮮人強制労働で掘った“松代大本営”。その建設のために強制的に連れてこられた、一人の青年。数々の犠牲者が出る中、やがて戦争が終わり、ようやく朝鮮に帰れると思ったのもつかの間、彼の弟はすでに命を落としていた…そして彼は一人、固い決意を胸に壕に残り、十字架を刻むのであった…

青色の画布  (50分)

信州上田市にある、戦時中に命を落とした画学生たちの遺作を展示する美術館、無言館。かつてそこを訪れた15歳の少年少女たちが中学3年間を振り返り、その日常、過去、将来への思いを涙ながらに語る。そしてもう一度無言館に訪れた彼らは、画学生と今の自分を照らし合わせ、自分なりの「表現」を知ることで、心を成長させていく。

父と暮らせば  (99分)

昭和20年8月6日、盛夏の広島を襲った、原子爆弾。その悲劇から3年、自分一人が生き残ったことに対し、深く負い目を追っていた一人の女性。やがてある青年に恋をしながらも、「自分は幸せになってはいけない」と、頑なに心を閉ざす。そんな彼女の前に、死んだはずの父が幽霊として現れ、心を開こうとする…

ラストゲーム -最後の早慶戦-  (96分)

「野球は敵国アメリカのスポーツだ。」太平洋戦争は彼らから青春の日々を奪おうとしていた。そんな中、六大学野球が廃止されてしまうも、なんとかして試合がしたい選手たちは、悲願の「最後の早慶戦」の日を迎える。それは別れであると同時に、悲惨な戦火の中において明日への希望に満ちたゲームだった。

NAGASAKI 1945 アンゼラスの鐘  (80分)

美しい音色を奏でる「アンゼラスの鐘」が鳴り響く長崎を新型爆弾が襲い、全てを焼き尽くしてしまった。その被害の中で、粗末な器具とわずかな医薬品を手に、必死に医療に携わった、一人の医師の奮闘を綴った物語。一人でも多くの人々に核兵器の恐ろしさを知ってもらい、平和を願う心を持ってもらいたい。

映画会を企画される先生方へ

*各作品、サンプルDVDご用意いたします。ご計画の際にはまずはお問い合わせください。

*お申し込みいただくだけで、上映に関する全ての作業は弊社が行います。
お申し込みの際には日程と、上映時間をお申し付けください。

*映画会当日は準備のため、開始時間の3時間前より準備に入らせていただきます。
できる限り体育館等、映画会場を空けておいていただきますよう、お願いいたします。

*映画鑑賞料金は、基本的に生徒一人600円になります。
但し作品・地域によっては、600円でできないことがありますので、
事前にお問い合わせください。

*弊社では高性能の機器、大型スクリーンを使用し、
また必ず機器を2セット用意し、万全な体制を期しております。
生徒たちにとって効果的な映画会をお約束します。ご計画の際はまずご連絡ください。

お電話は0268-35-1685(花形)まで